創造することについて
最近分かったことがある。
クリエイターと言っても2種類存在する。全くの無から何かを創造するタイプと、自分以外の外部からの要求で物を生み出すタイプだ。前者の方は、自分の内部からの要求で物を生み出すと言ってもいいかもしれない。完全なる芸術家である。後者は職人である。
職人タイプのクリエイターの書いた本をよく読むと、大体は同じことが書いてある。多くのことをインプットし、アウトプットする前にしっかり考えること。それが物を作るコツであると。
さらに、与えられた課題を根底から考え直し、どの方向性にアウトプットするか考えていく、ディレクションの能力が非常に大切である。クリエイティブディレクションと呼ばれる行為のことだ。
このディレクションは、すべての仕事に役立つ。というのは、仕事という物自体が、本質的に何かを生み出すことであるからである。
何かを生み出す直前の、最終的なひらめきに関しては、誰も方法論は語れない。ただ、その直前までの論理的な積み上げに関しては、語りえるのだ。