毎日の文トレ

日々感じたことや考えたことを書き殴ります。

筋トレ再開

つい2年前くらいから筋トレにはまった。最初はトライアスロンの教本に沿って、補強トレーニングとして練習に取り入れていたのだが、やっていくについて筋トレそのものが好きになってしまった。トライアスロン完走目的でやっていたものが、目的そのものになってしまったのである。

 

考えてみると、はまった理由は大きく二つある。一つは目標達成が明快であること。もう一つは精神的な部分で非常に多くのメリットが得られることである。

 

中高と吹奏楽部、大学でオーケストラをしていた私にとって、目標が明確なだけで十分はまる要因になる。音楽では明確な目標というものがない。だからこそ、非科学的な体育会系の頭を使わない練習と指導が残っているのだと思う。練習をして自分が上手になったかどうかが分かりづらい。早いパッセージをテンポ通り吹けたから、嬉しい!みたいなことは起こるが、そういう場合はそのパッセージだけ指が回るようになっただけど、それ以上でもそれ以下でもない場合が多い。これができるようになったから、次はこのパッセージが吹けるなんてことはない。

その点、筋トレはサルにでもわかるくらいシンプルである。40kgのバーベルがあげれるようになった。嬉しい。次は45kgあげれるように練習しよう! 以上である。単純明快。しかも、そのための練習論は世界中のボディービルダーが文字通り汗水垂らしながら確立してきたため、どうすればいいかなんて考える必要はない。やればできる。

 

精神的なメリットは一言で言うと、ご機嫌になる。筋トレ直後の爽快感はさることながら、次の日の筋肉痛は昨日の頑張りの証明であり、悪いものではない。だんだんと筋肉がついていくのも、楽しい。まるで、生まれたてのペットを体で飼っているみたいなもので、毎日成長していく様を間近で感じられる。気持ちよくないはずがない。人間、何かとくよくよしがちであるが、何か一つでも前に進んでいると感じられるメリットは、計り知れない。毎日小さな成功体験を積むことができる訳である。

 

筋トレ後のテンションで、脳筋のような文を書いてしまったのだが、案外正しい気がしている。