毎日の文トレ

日々感じたことや考えたことを書き殴ります。

雑感

嫌いなことは自分の中に存在する

何かに対して「嫌い」だと思うことは、その人の中、あるいはその人の近くにその「嫌い」な要素が存在することが多いのだと思う。いわゆる同族嫌悪に近い。「好きの反対は無関心」という言葉から分かるように、関心があるからこそ「嫌い」に思うのだろう。自…

いや、違う。これは本好きが行く場所ではない。

泊まれる本屋こと「BOOK AND BED TOKYO」の京都店に行ってきた。 立地は南座の向かい、北座の東側にあり、京阪祇園四条駅の出口から3分もかからない場所にある。 京都に7年間もいると、大体の観光地は行き尽すので、もう今日は歩き回らずに、どこかでだら…

デジタル時代の広告宣伝部

玉井博久さん(グリコ) デジタルとは、クッキー、位置情報、ログイン、フォロー、検索、予測、RSS、レコメンドなどなど iPhoneの設定とサファリにあるようなもの つまり、端末毎に一人一人の足跡が追跡され、興味が可視化される。 興味のあることだけが自動…

働きがいとは何か

知り合いが怪しげな会社にインターンをしに行った。 オファーボックスという就活マッチングサイトに登録すると、とあるITベンチャー企業からメールが届いたらしい。もし興味があれば、お話ししませんかという内容で、後輩は興味を惹かれたので、連絡してみる…

クイック狂気

特に優先されるべき人もいなかったので、優先座席に座っていた。バイト先に向かうために電車に乗っていたのだ。目の前のシートも優先座席で、女子高生二人組が仲よさそうに喋ったりパンを食べたりしていたのは覚えている。目的駅に着くまで本を読んでいると…

どうも〜! なんでやねん! もうええわ!

さて、今年もM-1グランプリに挑戦する。 去年も一昨年も、1回戦敗退で、今年こそは。と意気込んでいる。 いや、そうでもない。意気込んだ気合いのある漫才は、それが伝わってしまうと上滑りしてしまって、逆に寒い。だから僕は、ナチュラル感に溢れた漫才を…

死にたくないって思うために

寺田寅彦の随筆に「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」という言葉がある。 僕は大学の放射線取扱の講習でそれを聞いた。なるほど、それが知性ってものだよな、と思って、あいふぉーん…

京都の男は目の前で自転車を撤去されて一人前

昼にプールで運動した後、まあ着水して15分で飽きちゃったわけなんだけど、洗濯用の洗剤が切れていたのを思い出して、近くのダイコクドラッグに買いに行った。 自転車を店の前に止め、水着一式はカゴに入れておいた。200円の洗剤をすっと手に取り、会計…

渋滞について

山梨から京都に帰る途中、大雨の影響によって土砂崩れが起き、中央道が途中で封鎖されてしまった。駐車場から出ようとすると、係員のおじさんが深刻そうな顔で止めて来たので、何か金でも請求されるのかと思ったら、丁寧にも中央道が通れないことを教えてく…

優しい話

昔バイトしていたところで数学を教えている学生講師がいて、講師室で切羽詰まった高三生に質問責めにされていた。 「先生、京都大学に受かるためには、この参考書やった方がいいんですか?」 「うーん。これをやって受かった奴もいるし、やらなくて受かった…

洒落たオチの話

これは友人(20代女性)のエピソードである。 大学をやめたり紆余曲折を経て、親の助けを借りながらやっとの思いで卒業にこぎつけたのだが、社会に出てやりたいことも全く思いつかず、もう働けたらどこでもいいやという思いで、手当たり次第にESを出すと、…

深夜の大論争

四条木屋町の野菜の美味しい居酒屋にパトロンしてもらっている(バイト代)おじさんと友達で行った時の話だ。 僕はその日、朝から下鴨の古本市に行き、サウナのような境内の中、汗だくになりながらウロチョロし、夕方はジムで筋トレをしていたのもあって、ク…

華麗のかなしみ

ところで、人は悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ。 なーんて言葉を聞いたことがあるだろう。 笑いに関しても同じようなことが言われているし、はてには、ほとんどすべての感情、気持ちの動きはその前に何かしらの身体の動きを伴うとまで言われ…

勝率2割の仕事論 ヒットは「臆病」から生まれる (光文社新書)

タイトルの本を前に読んだ時のメモが出てきたので、一応投稿しておく。 藤岡和賀夫 「広告は賢者が作るもの」 バラエティー番組のようなCM 本音を言語化 クライアントがどんな悩みを抱えているのか オリエン返し 三浦武彦| シンデレラ・エクスプレス 狼には…

現在の桃源郷

結局、研究室の外に出ず土曜が終わりそうだったので、思い切って近くのネカフェに駆け込んだ。石塚真一のBLUE GIANTの続きが気になっていたのも、23時半に外出する理由の一つであった。 研究棟を出たところに生えていたキノコを観察してから、徒歩で近くの…

どうすればいいんだろう。

映画や読書、スポーツ、音楽などいろんなことが好きでやってきたんだが、最近思うのは、世の中には自分の知らない莫大な数の面白いものがあって、その面白さを体験しようと思うと、人の寿命では全く足りないという気づきだ。これは全くもって当たり前の話な…

絵に描きやすい人間とは

同期が東京で働くということで、周りから「来年には垢抜けた感じになるんでしょうね」といじられていた。デブとぽっちゃりの間ぐらいの体型の男で、特技は笑顔です!とか言っちゃう奴だ。 すると一人が、「垢抜けた人って絵に描きやすいですよね」と言った。…

名古屋駅のオルビスにて

先日、twitterでニベアクリームの代わりになる保湿クリームはないかと呟いたところ、化粧品に詳しい友達から返信があり、オルビスのアクアフォースというシリーズがとてもいいと勧められたので、早速買いに行った。その時の話である。 名古屋駅ビルの百貨店…

ハトムギ化粧水とニベアクリーム

今回は、美容の話。 以前、広告会社のインターンに行った時、若い女性の化粧品について調べる機会があった。 最近の女子は、デパートコスメのような高い化粧品には興味がなく、韓国コスメやプチプラと言われるお手頃な価格の商品、成分がシンプルな化粧品が…

恐怖の年賀状

高校生の頃、毎年送っている年賀状に飽き、工夫してやろうと思った。その時は子年だったので、面白くネズミの絵が描けたらいいなと思って、たどり着いたのは、人差し指に墨汁をつけて、その指紋でネズミを書くことだった。確か10枚くらい作成した記憶があ…

気の利く男

僕の高校は荒れていたので、よく殴り合いの喧嘩が行われていた。 文化祭で発表するダンスの練習を一部の男子がふてくされながらやっていたところ、キレやすい友達が、謎の正義感を発揮して殴りにかかった。殴られた方の男子は、韓流スター気取りの細身でなか…

人間性のバロメーター

ほぼ毎日顔を合わせる友達がいて、そいつは話すのが苦手なタイプの人間だ。 話出す前に毎回咳払いをするし、話すスピードもかなり遅い。 僕なんかは内容の正誤や論理などは気にせずにペラペラと話すタイプの軽率な人間なので、初めてその友達の語りを聞いた…

ヒッチレース最終章

さて、トラックの運ちゃんに連れられて、コンビニの焼き鳥をもらったりしながら、京都東インターまで乗せてもらい、最後はヤンキーからもらったお金で地下鉄に乗って帰ってきました。ちゃんちゃん。長い旅でしたが、ハプニングあり、熱い友情もあり、なかな…

ヒッチレース第5章

さて、ヤンキーに声をかけると意外と好感触。 運転席に座っていた、車内で一番ヒエラルキーが高そうな男が、「俺ら暇だし、面白そうだから、乗せてやるよ」と言ってくれた。車に乗り込むと、思わず笑ってしまった。中の壁紙が全てヴィトン柄だったからだ。典…

RE:RE:RE:ヒッチレース

さて、一般道に降り立ったのだが、同じタイミングで雨がしとしと降り始め、気持ちも暗く落ち込んで行く。 近くに車通りのかなり多い交差点があったので、そこでヒッチハイクをすることに決めた。ただ、ドライバーに見せるためのダンボールがボロボロになって…

ヒッチレースつづきのつづき

さて、その老夫婦に車に乗せてもらう。ちょうど関西方面に高速で行くらしい。車の中で、財布も携帯もないという話をすると、コンビニに車を止めて、弁当とおにぎり二つ、ペットボトルのお茶を買ってくれた。これで飯はなんとかなると安心した。數十分走らせ…

ヒッチレースつづき

そのおじさんとの会話はあまり覚えていない。とにかく人の多い駅に行って、そこでヒッチハイクをすればいいという助言をもらった。道なりに歩いていると、交通量がどんどん増えて行って、しまいには渋滞のような状況になっていた。何台かの車に話しかけるが…

ヒッチハイクでするレース、略してヒッチレース

数年前住んでいた学生寮の企画で「ヒッチレース」というものがあった。紙とペンだけを持たされて、車でどこかに連れて行かれ、降ろされたところからヒッチハイクして寮に帰ってくるというレースだ。ただ、一番早く帰って来た人が優勝ではない。帰ってくるま…

朝と晩に椅子を動かして6000円

大学のオーケストラに所属していたので、近くのコンサートホールで派遣バイトをすることがあった。 毎年、秋に海外からオーケストラが来ると、バイト斡旋の連絡が回って来る。舞台バイトの仕事ということだったので、ステージマネージャーに指示を受けながら…

発掘ワークショップ

ちょうど一年前の今くらいの時期に、ジョージア(昔はグルジアと呼ばれていました)という国で開かれた古人類学ワークショップに一ヶ月間参加しました。 一日の流れを軽く説明します。まず、朝8時に旧ソ連の軍用トラックに乗り込みドナドナ状態で発掘サイト…