毎日の文トレ

日々感じたことや考えたことを書き殴ります。

英単語帳の香り

高校生の時、大人ぶった女友達が持って来ていた香水をムエット(香りを試すためのしっかりした紙)に振りかけて、英単語帳のしおりにしていた。シャネルの何とかという香水だったはずだが、振りかけた直後はキツめで、あまりいい香りだとは思わなかったのだが、一日二日経つと、香りの角が取れて、まろやかで上品ないい香りになった。英語が好きだったので、毎日のように単語帳を開き、そのしおりの匂いを嗅いでいた。人のように毎日会えば好きになってしまうのと同じ原理で、その香水も好きになった。ただ、好きなのはラストノート(いわゆる残り香みたいなもの)だけである。

新しい本の匂いを嗅ぐのも好きだったが、香水の香りも加わって、とても嗅ぎ心地の良い単語帳に仕上がった。そんな単語帳を高校3年間使い続けたからか、街中で嗅ぐ香水の匂いに抵抗感を示すことはあまりない。

京都・三条に最近できたMOMAショップにあったコムデギャルソンのAMAZINGREENという香水がとても気に入った。想像の通り、トップノートはキツめなのだけど、落ち着いて来ると嫌味のない落ち着いた上品なグリーン系の香りが残って、常に鼻の周りに塗っておきたいと思うくらい気に入った。

ただ、世間には男の香水に不寛容な人も多いらしく、また、強めな香水を付けていると遊び人かと思われてしまうのも癪である。

なので、今はフレグランス柔軟剤で我慢しようと思い、薬局に向かった。

売っていた中で、一番良さそうだったFAFAの男向けの柔軟剤を買った。これから洗濯が楽しみである。これを使い終わったら、今度はネットでしか売っていないような柔軟剤を買おうと思う。