毎日の文トレ

日々感じたことや考えたことを書き殴ります。

心の揺れ戻しの三千院

前の土曜に大原の三千院で心が乱される出来事があった。正確には三千院ではなく、三千院に入る手前の出来事だ。

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その日、気温と湿度が競うように上がっていて、京都の一番過ごしづらい気候の代表例のような日だった。17時ごろにも関わらず、大原はまだまだ暑くて、車から出るのも、軽く掛け声が必要なくらいであった。

 

三千院の登り口に近づき、駐車場を探した。三千院のホームページには、敷地内には駐車場はないと書いてあったので、どこで停めようかという話になった。さっそく個人経営の空いているスペースを駐車場にしちゃいましたってくらいのが見つかって、料金をみると300円と書いてあった。三千院に近い方にも駐車場が見えたので、一応確認してみると、料金は400円とあった。そうだよな。三千院に近い方が高くなるのは当たり前だよなと思った。さらに奥にも駐車場があり、そこは500円と書かれていた。それぞれほとんど離れていないので、300円のところにしようと言って、駐車した。

 

その家のお母さんみたいなのが出てきて、300円を払った。「近くの登り口よりも、奥の登り口の方が楽だよ」と言われた。ただ、どう考えても近くの登り口の方が、正統なルートだったので、僕たちは近くの道を選んだ。

 

確かに道は急で、炎天下だったので、車から出て10秒で汗だくになった。もう暑いという言葉以外発さなかった。5分ほど歩くと、坂の上に駐車場があった。嘘だろと思って、料金を見ると400円だった。

 

騙された

ま、下の人も騙そうと思ってやっている訳ではないと思うし、商売なんだから、上の方にもっと安い駐車場があるよなんて、いうはずがないんだけど、僕はちょっとイラついた。

 

さらに登っていくと、どんどん駐車場が出て来る出て来る。さすがに300円のはなかったのだが、400円や500円のものがざっくざく。

 

一番イラつきが高まったのは、三千院の入り口ほぼ目の前に400円の駐車場があるのを発見した時だ。その時登り始めてから15分は経っていた。

 

そのあと、三千院に入り、庭やら本堂やらを回って荒れ狂う心を沈めたのだけど、帰り道に参道を下り始めると、また心が乱れてしまった。

 

由緒正しいお寺に行ったのに、心がリセットされるのではなく、ただただ心がかき回されて帰ってきたというお話。