どうも〜! なんでやねん! もうええわ!
さて、今年もM-1グランプリに挑戦する。
去年も一昨年も、1回戦敗退で、今年こそは。と意気込んでいる。
いや、そうでもない。意気込んだ気合いのある漫才は、それが伝わってしまうと上滑りしてしまって、逆に寒い。だから僕は、ナチュラル感に溢れた漫才をしたい。
ただ、相方はコテコテの漫才大好き関西人なので、好きな芸人はと聞かれたら「トータルテンボス」と返すようなシティー派芸人の僕とのギャップをどう活かすのかが大きな課題となる。
会話のテンポ、ボケ時の表情、ツッコミが話している間の立ち姿など、台本以外の部分も完成度に影響してくる。舞台慣れしていないので、そう行った部分が以外と難しい。
こんな時に頼りになるのが、そう。iPhoneなのだ。
自分たちの漫才を録画して見直す。すると、立ち姿がフラフラして見にくい。とか、笑える部分が早口で流れていってしまっている。とか、目線が変なところを向いている。とかが一目瞭然なのだ。
中学の吹奏楽部で始めたホルンも、上達のコツはやはりレコーディングだった。演奏を録音して、自分の思い通りに歌えているのかを確認していく作業。
注意しないといけないことは、ここをこうしたいという部分以外は、何度やっても同じように演奏しなければならないということだ。そうでないと、きちんと対象比較ができない。
中高の吹奏楽、大学のオーケストラで練習に関して思ったことの中で、一番大切だと思ったのがこのことなのだ。
反復練習とはこの再現性を獲得するために、するもので、ただの精神修行ではないのである。