広告代理店大手のインターンで学んだこと
先日、大手広告代理店のインターンに行ってきました。
グループワークから最終プレゼンという流れでした。
改めて感じたことは、当事者意識の欠如、簡単にいうとグイグイ感の無さが浮き彫りになりました。めんどくさいことが嫌いなんだろうと思います。
面白いアイディア出たし、あとは頼みます。みたいな。
全体的にグイグイ行くのは疲れるし、そんな奴好きじゃないので、自分の独壇場となれる分野では、我が物顔で行くのがいいのでしょう。
つまり、コアアイディアの確定の場では、今まで以上にキレッキレにならないと。
じゃあ、なにが必要なのか?
それは、やはり、引き出しの多さ、深さなのでしょう。
アイディアマンになるためには、二つの条件があると思います。
一つは、多く生み出すこと。もう一つは、選球眼。
多く生むことに関しては、時間をかけること、いろんな事例や思考法を知ることが大切です。
選球眼に関しては、今までに良しとされてきたアイディアを知っているかどうかが大切です。
このどちらに関しても、引き出し、言い換えると、アーカイブの量と質が関わってくるという結論になります。
話は変わって
グループディスカッションをする際に、今回うまく行った方法は、まず全員でゴニャゴニャと話し合うのではなく、まず個人ワークでちゃんと考えた後に、全員にプレゼンをするという方法です。
はじめっから全員で話し合うよりも、思考の深さが変わりますね。
もう一つは、アイディアの取捨選択をする基準として、伸び代があるかどうか、具体的には、そのアイディアを発展させるアイディアが簡単に出てくるかどうかを置くと議論が進みやすい。
いいアイディアは軸が優れているので、正しく悩みやすいということ。
非常に学ぶことの多い、楽しいインターンでした。
優勝できたしな。
ロジカルシンキングとクリエーティブシンキング
人生で二社目のインターンシップが終わり、少し気持ち的に落ち着きました。
初の本格的なグループワークを通じて、自分に足りないと、身にしみて思った二つのことについて書こうと思います。
一つ目は、他の人に有無を言わせないほど良いクリエーティブアイディアを出す力
二つ目は、自分の考えたことを論理的に伝えて、周りを納得させる力
ざっくりといえば、クリエーティブとロジカルが足りなかった訳です。
この二つは、全く関係ない物のように見えるけど、実は連続した物だと思う。
つまり、天才じゃない大多数の人間が、いいアイディアを出すためには、最後のクリエーティブジャンプまではかっちりと論理的に考えないといけない。だから、いいアイディアが出たとして、そこの論理性を周りにきちっと説明できるのだと思います。
理系的に考え、文系的に表現するというのは、こういうことなのでしょう。
恐竜と日本酒と私
久しぶりの更新です。インターンに気を取られて全く研究が進まない、本業疎か系大学院生です。つい一昨日は、学祭の舞台で漫才をしたりもしました。
さて、昨日は祝日でしたので、後輩と大阪で遊んできました。どちらも大阪出身ですが、まだまだ十分に楽しめました。大阪も知らない面白い楽しいところがいっぱいあるので、大阪で働くのもいいなと思いました。ずっと関西からは脱出したいと思っていたのですが。
これらの写真は、大阪港近くの天保山ミュージアムで開催されていた「恐竜博」で撮ったものです。一応、生物学をやっている身として、とても興奮しました。古代のヒトとはまた違ったロマンがあっていいですね。巨大な大腿骨の写真もテンション上がりました。
これをお昼頃まで見た後、大阪なんばに行きました。なんばグランド花月で行われる新喜劇を観るためです。漫才(師匠クラスのコンビばっかりでした。ザ・ポンチ、オール阪神・巨人など)、落語(小話つらつら系)を見た後、テレビ収録が入り、新喜劇でした。内容のほとんどは、いつもの伝統芸能なんですけどね。それでも面白く、長時間口を開けっぱなしでヘラヘラしていたので、喉がカラッカラになりました。
ここからが、この日のピークを迎えるのですが、裏なんば(劇場周辺)と呼ばれる場所で飲み歩いてきました。歩くのは健康にいいことですからね。
1軒目は、大阪焼きトンセンターというお店。豚のホルモン焼きのお店です。立ち飲みで。軽くビールと、焼き盛り合わせ、もつ煮込み、ポテサラなどを頼み。ウォームアップです。中でも、盛り合わせがうまかったです。
2軒目はしっかり目に飲みました。「日本酒と私」という小説のタイトルのような名前のお店です。ここが本当に凄すぎました。コスパが良すぎるんですよね。すき家の朝定食くらいコスパがいいんです。
下の写真のようになみなみと日本酒を注がれて、これで500円くらい。味の好みを定員さんに伝えるもよし、冷蔵庫に入っている瓶のラベルを見て決めてもよし、後ろの壁に貼ってあるラベルを見て決めるもよし。
料理も最高にコスパがいいです。コスパがいいという言い方は、そんなにいい言葉ではないですね。別の言い方をすると、めっちゃうまい! です。ホッケ、ハム、エイヒレの炙り盛り合わせが、650円。おかしすぎる値段設定。二人で行って、6種類の日本酒を飲み、きゅうりのたたき、炙り盛り合わせを食べて、3000円。裏なんばどうかしてるぜ。
そして、混んできたのでそろそろ3軒目に行くという旨を伝えると、店員さんと横のお客さんが一緒になって考えてくれました。大阪人あったかい。すると、このお店の元店主が独立して作ったお店が歩いて10分くらいの場所にあるということで、そこに行くことにしました。
道に出て、グーグルマップを頼りに歩くも、迷子になってしまいました。すると、先ほどのお店にいたおじさんが、声をかけてきてくれました。そして、なんと次のお店まで案内してもらえました。大阪人あったかすぎる。
3軒目は、「日本酒や一路」という座って飲める日本酒のお店です。2軒目と同じくらい素晴らしいお店でした。ただ、すでにべろんべろんだったので、一杯だけ頼んで、逃げるようにお店を出ました。下の写真のなみなみ具合すごいですよね。
こんな感じでフラフラになりながらも、楽しく裏なんばで飲み歩きました。また、同じことしても同じくらい楽しめると思います。大阪は楽しいですね。酒飲み満足度高すぎる夜でした。
創造することについて
最近分かったことがある。
クリエイターと言っても2種類存在する。全くの無から何かを創造するタイプと、自分以外の外部からの要求で物を生み出すタイプだ。前者の方は、自分の内部からの要求で物を生み出すと言ってもいいかもしれない。完全なる芸術家である。後者は職人である。
職人タイプのクリエイターの書いた本をよく読むと、大体は同じことが書いてある。多くのことをインプットし、アウトプットする前にしっかり考えること。それが物を作るコツであると。
さらに、与えられた課題を根底から考え直し、どの方向性にアウトプットするか考えていく、ディレクションの能力が非常に大切である。クリエイティブディレクションと呼ばれる行為のことだ。
このディレクションは、すべての仕事に役立つ。というのは、仕事という物自体が、本質的に何かを生み出すことであるからである。
何かを生み出す直前の、最終的なひらめきに関しては、誰も方法論は語れない。ただ、その直前までの論理的な積み上げに関しては、語りえるのだ。
ゲヴァントハウス弦楽四重奏団@京都府立府民ホール”アルティ”
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」Op.59-2
たまたまチケットが手に入ったので、聞いてきました。
弦楽四重奏好きなんですよねー。室内楽では一番好きなジャンルですね。何がいいって、金管奏者からすると、とにかく上品なんですよね。それでいて、踏み込むところはしっかり踏み込んでくれる。金管アンサンブルの良さは結局、パンパカパーンだと思うし、それはそれでいいんですけどね。弦楽四重奏は繊細でまとまりがよく、四人の音色が一つの生き物のように感じられるんです。人が息を吸って吐くかのような自然な音の膨らませ方、盛り上げ方が最高に良かったですね。エネルギーの塊みたいなものが、ひとりでに膨らんではしぼんでいくかのような。また、金管アンサンブルも木管アンサンブルも、息を使って演奏しているので、長い息のフレーズは難しくなってくるんですよね。もちろん、プロの方はそういうことを感じさせない良い演奏をしてくれるのですが、弦楽器のフレーズの持っていき方とは、やはり別物なんだと思います。弦楽器は、一つのロングトーンの中にも、フレージングがあるというか、なんというのか、味があるんですよね。多分、途中のビブラートであったり、弦の動きだったりが、金管のトーン(頭からパキッと最後まで)とは全く異なる美味しさを作っているのだと思います。
今回は曲目も良かったですね。ハイドンから始まり、モーツァルト、ベートヴェンと時系列順に並んでいて、アンコールはやはりメンデルスゾーンでしたね。
実は、二年前にもアルティーで演奏会をしていて、その時も聞きに行っていました。その時は、一番最初に彼らがステージに入ってきた時に思った印象がそのまま演奏に出ていました。どういうことかと言うと、第1ヴァイオリン、第二ヴァイオリンの二人は颯爽と、入ってきたのに対して、チェロ、ヴィオラ(特にチェロ)のお二人は、のろのろと入ってきていて、やる気なさそうやなーと思ったのです。実際に、お二人はかなり高齢でした。そして、案の定、かなり渋めの演奏で、若者の自分としては少し物足りない感じがあったのは否めなかったのです。ところが、今回、後になって調べて分かったのですが、チェロとヴィオラが若返っていて、特にチェロなんかは1991年生まれの25歳でした。だからなのか、選曲とも相まって、今回は非常に若々しい演奏も聴くことができました。ただ、すごかったのは、ただの若いやんちゃな演奏なのではなく、培ってきたコクのある味わい深い演奏と若いエネルギッシュな演奏が混ざり合っていました。そのおかげで表現の幅が格段に広がっていて、例えは悪いですが、怪人12面相のような、多彩な側面を見ることができました。途中、頭が混乱しそうになるくらい表現に富んだ素晴らしい演奏でした。
久しぶりに、弦楽アンサンブルの美味しい響きを味わえて、大満足でした。ハイドンの第3楽章のダンスリズムの演奏の仕方が気に入りました。
また、演奏会聴きに行きたいな。
北海道に旅行してきました❶
一泊二日で北海道に行ってきました。
ざっくりスケジュールは、
関空~新千歳~場外市場~クラーク像~テレビ塔付近でオータムフェスト~就寝
起床~二条市場~小樽~札幌~新千歳~関空
という、コミコミプランでした。
朝4時半に京都から車で関空へ。前日飲み会だったので、起きれるか心配でしたが、意外とスッキリとした起床。
ワクワクしてるとやっぱり起きちゃいますね。
関空に到着後、チェックインして新千歳に飛びました。
9時頃に新千歳に着きました。旅行好きと言いながらも、北海道は初めてなのでした。だから、新千歳空港の周りの平たい大地と、カラッとした冷気でテンションが上がりました。
まず行ったのは場外市場。
どこに行っても、蟹、メロン、蟹、メロン。
ちょこちょこと試食しつつ周りました。
朝ごはんに有名な海鮮のお店に行き、イクラやら蟹やら鮭やらが乗った海鮮丼を食べました。正直そこまでイクラが好きではなかったのですが、美味しすぎて即完食。
美味しいもの食べてからじゃないと、好き嫌いは語れないですね。
ホッとしたことによって、移動疲れと眠たさが来たので、少し休憩。
その後、かの有名なクラーク像を見に行きました。
ここは、正直行かなくてもいい場所だと思いましたね。というのも、クラーク像見る以外、特にすることがないからです。一枚の写真撮りに、1時間かけてもなぁとと思いました。夕張メロンのソフトクリームは美味しかったけど。
歩き疲れたので、カフェにでも行こうとなりました。森彦カフェという、円山公園の近くにあるカフェに行きました。
残念ながらかなり混んでいて、時間がかかりそうだったので、中でコーヒー豆だけ買って、引き返しました。以前北海道に行った友達からもらった森彦コーヒーがとても美味しかったので、絶対行きたいと思ってたのですが、待つめんどくささに負けてしまいました。こういう時、一人旅や、二人旅ならさーっと入れていいんですけどねー。中の雰囲気もかなり良かったです。
さて、この後、札幌のテレビ塔の近くでオータムフェストが行われているので、そこで呑んだくれようとなっていました。ただ、海鮮丼がかなりヘビーだったのもあって、そこまで空腹ではなかったのです。ビール入るかなーとか、なんも食えねーとか言い合ってたのですが、杞憂に終わりました。
次に続く。
アイデアのつくり方
以下、メモです。
どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことは、まず第一に原理であり、第二に方法である。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである。
既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい。
事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習性がアイデア作成には最も大切である。
アイデアの作られる全過程ないし方法。
第一 資料集め(当面の課題のための資料と一般的な知識)
第二 集めた資料をいろいろな方面から眺め、咀嚼する。ノートに書き出すと良い。
第三 意識の内外で、何かが組み合わさるのを待つ。完全に放置しても良いが、自分の想像力や感情を刺激するものに触れると良い。
第四 アイデアの誕生
第五 アイデアを具体化し、展開させる。良いアイデアは自分で成長する性質を持っている。周りの人がアイデアに手を貸してくれるからだ。
真に優れた創造的広告マンは二つの顕著な特徴がある。第一に、すべてのテーマに興味を持つこと。第二に、どんな知識でも貪り喰う。食べなければミルクは出ない。
ポアンカレ「これまでは無関係と思われていたものの間に関係があることを発見することが美的直感である。」
デカルト「どうでもよいことについては中庸の道を選ぶことによって、われわれは自分自身の人生の大目標に全力を集中しえる。」
竹内均「方法論や道具に凝ることなく、直ちに仕事を始めよ。」
広告の本質は手段であるが、遡求と説得を目的とするコミュニケーションである広告は、広告マンの鋭い感性と溢れる才知により、限りなくアートに近づこうとしている。
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こういう単純な内容こそ、後にならないと実感できないと思う。そのためには、仕事を始めないといけないな。
徳島と香川に旅行してきました。
この三連休の旅行紀です。台風が近づいているということで、天候が心配でしたが、なんとか持ちこたえてくれました。
土曜日の朝に岡山から車で瀬戸大橋を渡り、四国に上陸しました。
ここでは、予定はしていなかったのですが、なんちゃってラフティングをすることにしました。予約不要で、30分一人1500円でした。割とお手頃。
そのあと、祖谷のかずら橋に行きました。と言っても実際は、しっかりした太いワイヤー線がこっそり混ざっていて、落ちることはなさそうです。
かなり床がスカスカで、ビクビクしながら渡りました。雨も降っていたので、つるっと滑ってしまわないかとちょっと怖かったです。
この周辺で、滝を見たり、透明度の高い川でちょっとくつろいだりしました。こんなに綺麗な川は初めて見ました。
徳島の鳴門の宿に帰る途中に、小便小僧も見てきました。
二日目は、大塚国際美術館に行き、うずしお観覧船に乗った後、高松に行きました。大塚国祭美術館は、西洋絵画などが1000点以上展示されています。その特徴は、すべてが陶器の焼き物のように作られているというところです。もちろん、陶器感は全くないです。
これは、システィーナ大聖堂を建物ごとコピーしちゃった部屋です。実際の場所は写真禁止らしく、携帯でパシャパシャ取れるのも嬉しいポイントです。
写真を撮りまくったのですが、形質人類学をやってる身としては、骨格が出てきているので、この絵画にはテンション上がりました。
そのあと、小雨がパラパラという感じでしたが、うずしおへ。流れが混ざり合って、緑色のクリームソーダのような色をしていました。
二日目の夜は、高松の繁華街の近くの激安宿に泊まりました。素泊まりで一人2000円くらいです。ただ、少し、ボロくていわく付きのようなお部屋でした。
三日目の朝は、高松のうどん屋さんを二軒はしごしました。
この上原というお店のかけうどんに感動しました。麺のツルツル具合、コシも京都では味わったことないレベルでした。ダシも、主張しすぎない、あっさりとした上品なお味でした。
最後に栗林公園をぶらーっと散歩して、岡山に帰りました。
世界が認めた庭園というだけあって、趣向が凝らしてありました。特にこの写真の景色は良かったです。手前の松、真ん中の橋、奥の山をバランスよく眺めることができました。
以上のとても充実した三連休でした。まだまだ、日本には面白い場所があるんだなと実感しました。こんなに狭い土地に、様々な魅力に溢れた場所があるというのは日本のいいところなのかなと思いました。まだまだ、すごいな、日本。
『広告コピーってこう書くんだ!相談室』読んでみた。
以下、メモです。
若い頃にやっていた方がいいのは、自分をできるだけ厳しい場において、自分に高いハードルを課すこと
いいコピーを書けるようになろうと思うなら、もっと具体的な「世の中にいっぱいある様々な思考法」について興味をもち、それを大切にした方がいいでしょうね。
逆の視点で考える生活。自分が受け手の時は、作り手の目で考えて、作り手の時は、受け手の目で考える。それを日常の中で、完全に習慣化してしまうということです。
書きはじめのコピーライターは特に、まずはきちんと「一つの言葉だけでも解決できる」ようになることを目指して欲しい。
「変で素直な人」他人とは違うことを考えられる。他人と同じことを感じられる。
「うまくなりたいなら、ずっとコピーを書いていればいい」
毎日が”脳トレ”コピーライター
「意味不明とも思えるようなひどいダメ出し」があり、チームのメンバーが落ち込んでいるときには、すぐ「これは要するに、”ゲゲゲ”が生まれるチャンスってことだよ!」と元気付けようとしてしまいます。
いい広告を作ろうと思ったら、どんな立場の人間が考えたものであっても、いいものはいいと認めて取り入れたい。
個性も、自由も、あまりそれを意識してこだわると、自分自身はこうだと決めつけることになってしまって、帰って可能性を狭めてしまうんですね。
コミュニケーションの距離感・・・その状況で相手とコミュニケーションするために、どういう伝え方をするのが一番妥当か、ということ
ネーミング・・・つかう人のキャラクターに影響を及ぼすかどうか
「コアアイデア」を考える能力さえしっかり持っていれば、たとえ新しい時代のメディアにさほど詳しくなくとも、その専門家とチームを組んで、コアアイデアを新時代のやり方で拡げてもらえればいいじゃないか。
「コミュニケーションデザイン」の第一人者・・・電通の岸勇希さん
コピーの仕事・・・入り口にたどりついた人たちに、ちゃんと納得してもらえるようなしっかりした説明文やボディコピーを書くことと、企業や商品、ブランドなどの方向づけをするような役割
コピーや仕事の価値は、3つの立場(クライアント、世の中の人たち、仕事依頼人)を喜ばせられるかどうか
広告は、光を当てる仕事
将軍コピーチェックポイント
「それ、すべてを引き受けられますか?」
「それ、きちんと”固有名詞”になっていますか?」
「持続性はあるか?」
「耳残りはあるか?」
「口の端にのぼりやすいか?」
「シンボル、記号として、目の中に飛び込んできますか?」
「商品、企業、ブランドにどんなプラスを残しているか?」
「で、結局、それ、大きなお金を背負えますか?」
論理の積み上げとひらめきの関係性
悪意とこだわりの演出術を読んだ。
以下、ただのメモです。
だれがおもしろいとおもうモノを出すのか
視聴者に合わせようとは思いませんが、世間の温度感は気にしています。そして、温度がわかった上であえて少しズラすくらいの感覚で番組を作っています。
テレビにおいても、ある程度パターンが出尽くした中で、どうやって、すでに存在するモノを違う文脈で使って新しい魅力を引き出すか、いかに新しい表現に結びつけるのかは重要なポイントだと思います。そのとき必要になるのが過去のインプットです。
自分の中の「面白いこと」フォルダ
フロム・ダスク・ティル・ドーン
5分後の世界
ユージュアル・サスペクツ
入り口と出口がちゃんとあって、その過程でどう脱線していくか。このやり方が最もベーシックなお笑いバラエティの作り方なんじゃないでしょうか。
自称そっくりさんクイズ!織田織田小木小木織田小木小木
何かを仕掛けるときは、イメージとしては世間の温度感よりも半歩くらい先を行くと、良い結果が出るようなきがしています。
細部に神は宿りまくってる
三つ子の魂百までではないけれど、自分が面白がれることの幅や種類なんて変わらないものです。
説採用ポイント
①説を聞いて面白いと思えるか、そのワードだけですでに面白いかどうか
②検証の結果に興味が持てるかどうか
③結論に至るまでに展開がちゃんと面白く描けるか、そのプランが見えているかどうか
現場では、みんなが焦っているときに落ち着いている風に振舞って、みんなが落ち着いているときに焦ってる雰囲気を出していると、優秀そうに見える。
作り手を目指す人は、面白いと思ったモノの感覚を大事にするといいと思います。
自分の好きなことやモノの、パターンや構造を明確にしておくこと
なんのリスクも背負っていない状況でフルスイングをしない意味がわかりません。
本当に好きなことでしかその人の最大のパワーは出ないし、本当にやりたいことで突破していかなければ、そこに未来はありません。
こだわれなくなったら、ディレクター、作り手としては終わりだと思っています。
面白くて、クリエーターになりたい自分にぴったりの本だった。
ひらパーのリアル脱出ゲーム行ってきた。
この前の日曜日にひらパーで行われたリアル脱出ゲームに参加しました。先週行った時は、公演前から豪雨で弱まったもののスタッフの判断で中止になってしまったのです。
今回は蒸し蒸ししていたけど、雨は降っていませんでした。
ゲームの設定は、参加者は勇者で、魔王の復活を阻止し、人類を救うために、謎を解いていくというやつです。
何人かのベテランの友達と参加しました。やった感想としては、夜の遊園地でワイワイできるのが現実逃避感、非日常感があり、とても楽しかったのと、リアルガチな時間制限による切迫感、周りの参加者たちの焦りなどが、のめり込める要因になってるなと思いました。
実際、自分たちのグループは残り10分くらいで謎を解くことができ、最後はとても素早い移動をして(走るのは禁止)ギリッギリに人類を救うことができました。
簡単な謎から複合的な難しい謎に移行していき、レベルアップしている感覚が難しいんだけど、自分がRPGの主人公の疑似体験をしているようで、のめり込めました。
ただ、謎解きが終わって、最初の集合場所に戻っていく最中に、謎解きベテランの友達たちが、思ったより簡単だった。何か裏があると思った。などと供述していて、お前ら時間かかってたやん!と思ってしまいました。
3000円で味わえる非日常感。良いですね。
日本動物学会の公開講演会に行ってきた。
この前の土曜日のお話です。
「化石とゲノムで探る人類の起源と日本人の成立」というタイトルでした。
まずは、東大博物館から諏訪さんの講演。
印象に残っているのは、人類学の分野にはまやかし論文が、しれーっと紛れ込んでいて、悪名高きNatureなどに取り上げられたりするから、気をつけないといけない。ということ。
何が今まで常識とされていたのか、対立仮説は何なのか、といったバックグラウンドの知識が必要である。
例に挙がっていたのは、最近新聞記事にもなった、「アウストラロピテクス・アファレンシスのルーシーは、木から落ちて死んだ。」というNature論文について。
著者は、ルーシーの全身骨格を新しくctスキャンした結果、多くの骨がひび割れていたことが分かり(ぱっと見でも分かる)、それをお医者さんに診てもらいました。すると、それは、高いところから落ちた時にできる骨折の様子と似ているので、ルーシーは高いところから落ちて(猿も木から落ちる)死んだという論文を書いたということらしい。
しかし、多くの骨は化石化の過程でひび割れていくので、今までの研究者は誰もそれを骨折のせいだとは思っていなかったという背景がある。もちろん、骨折のせいなのかもしれないが、問題は、論文の著者はそのことについて何も触れていないということだ。あたかも新事実を発見したかのような論文であったが、実は、ルール無視のまやかし論文であったのだ。
あと覚えているのは、人類学の歴史の中で、ぼちぼちと古人類化石は集まりつつあるのだけど、猿と現生類人猿の共通祖先が存在したあたりの化石は非常に乏しいのだが、そこの化石を今、東京大学と京都大学が勢力的に発掘していて、成果を出しているということだ。東大は、チョローラピテクス。京大は、ナチョラピテクスなど。
僕は、気になって、なぜ他の数ある大学の中から、東大京大だけが、うまいこと資料を見つけているのかと質問してみた。
返ってきた答えは身も蓋もないもので、「気合と執念です。あとは現地の人に昔から発掘関連の教育をしてきたのが非常にうまく回ってきた。」ということだった。
技術的な違いとかはないのかなあと思った。持ち運びできる巨大ctスキャンみたいなもので、地層丸ごとスキャンしちゃって、中に骨や歯があるか確認できたら、化石大量発見につながり、人類学の黄金期再びということになりそうなのだけど。
次は、国立科学博物館から篠田さん。
ゲノムから見た人類の移動や日本人の起源についての話で色々興味深い話が聞けた。
・一度、ユーラシア大陸に出た人類の中に、その後アフリカに戻ったグループがいて、エチオピアにいるらしい。この事実は、この前エチオピア人の友人から聞いた話とリンクしていて、彼はエチオピアの女性に顔はとてもヴァリエーションに富んでいて、他のアフリカ人とは全然違うと言っていたのだ。このことと遺伝子のグループの違いが関係していたら面白いなと思った。
・東京の切支丹屋敷から出てきた骨がイタリア人の骨だと分かり、それが史実に残っていたGiovanni Battista Sidottiというイタリア人宣教師のものだと判明したらしい。種子島に行こうとしたのだが、間違って屋久島に着いてしまい、上陸後逮捕されたらしい。
・日本人の起源は、縄文人と、渡来人が混ざって出来上がったという二重構造説をぶち壊そうとした話。二重構造説の問題点は、日本列島に広がっている縄文人を均一な集団とみなしていること。結局のところ、本州の中でも関東と関西で縄文人の遺伝子グループは異なっていて、関西の縄文人の遺伝子の方が、現代日本人のゲノムに強く影響しているらしい。
・北海道には、縄文〜続縄文時代、7世紀から擦文時代、13世紀からアイヌ時代と変化してきたらしいが、続縄文と擦文時代の間に遺伝子構成が大きく変わっており、それには、5世紀から9世紀に存在していたオホーツク文化人という正体があまりわかっていない人たちの影響があるらしい。また、調べたところ、オホーツク文化では、クマを用いた儀式が盛んらしく、ヤングジャンプのゴールデンカムイとリンクして、ワクワクした。
最後は箇条書きになってしまったが、篠田さんはとても早口で、情報たっぷりの濃い公演だった。あと、ところどころ笑かしてくるのが、さすが京大出身というところ。
そんなこんなで、13:30〜16:00まで、出てよかったと思える講演会でした。
吉田地区がアツイ!
友人と吉田東通りではしご酒をしてきました。
矢印の指している通りです。最近、新しいお店ができたりして、とても高まっている場所です。京大の近くなので、大学生向けの大衆定食屋があったり、いい感じのレストランがあったりします。
まず、一軒目に行ったのが、丸二食堂という学生向け(もちろん、近くの住民もよく来ます)定食屋に。
外見は、こんな感じで昭和が漂っています。ここで、フライ盛り合わせにソースをぶっかけ、瓶ビールをグビグビと。他に、出し巻き卵、万願寺とうがらし焼きを食べました。二人で2000円くらい。途中から、ゲリラ豪雨が到来していて、凄まじい音が鳴り響いていた。二軒目に向かうために、傘を借りて、移動しました。
二軒目は、屯風という最近引っ越してきた居酒屋に。
めちゃめちゃ安いメニューで、ポテサラ、秋刀魚の塩焼き、ナスの煮浸しを頼んで、日本酒を飲みました。特に、ナスの煮浸しが最高でした。今まで食べたものの中で一番美味しかった。
もう秋になるし、秋刀魚はトレンディーな選択肢でした。お会計は確か2500円くらいだったはず。もう、この辺から、酔ってきて色々と見えなくなってきていました。
そして、三軒目は、この通りから少し離れて、自転車で10分くらいの場所にある村屋という居酒屋へ。
明らかに入ってはいけないオーラ、というより人を選びます感満載の佇まい。
結論から言うと、もう5年も京都にいたのに、入ったことがなかったのを悔やむクオリティーのお店でした。とにかくカオスな世界観の装飾がいたるところにあり、初めて入った時はキョロキョロ周りを見回してしまいました。特に、トイレに行く間の空間がアートミュージアムのようで、ものすごく引き止められました。理解できない。
料理は激安、酒の種類が豊富、どうくつろいでもいい雰囲気、これはもう一度絶対に来ることになるなと思いました。
そんなこんなで、飲んだ後、確か2000円くらい払って、友達の家に飲みに行きました。もう久しぶりに飲みまくったので、何時に家に帰ったのかは覚えていません笑
吉田地区、アツイな〜。
テレビ局まとめ
昨日、各テレビ局の特徴を聞いたので、まとめてみます。
日テレ
名物番組:鉄腕ダッシュ、行ってQ、有吉反省会、月曜から夜更かしなどなど
漫才には力を入れていないが、大衆受け抜群の番組作り
YTV
日テレ系列、漫才賞レース、鳥人間コンテストなど、イベント系が強い。関西での放送は、日テレ:ytv=5:5くらい。
テレ朝
バラエティーの王様
ABC
テレ朝系列。近年、深夜帯最強。テレビ欄見るとびっくりするくらいスター番組が並んでいる。毎年、夏の甲子園を放送する。関西での放送は、テレ朝:ABC=5:5くらい。
フジ
ドラマでなんとか生き残ってる。かつてはバラエティーの王様だったのに。めちゃイケはかなりのファンだったな。
関テレ
フジ系列。ぱっとしない。村上マヨネーズなど、何故かブラマヨが好き。関西での放送は、フジ:関テレ=8:2くらい。
TBS
クレイジージャーニー、情熱大陸など、どちらかといえばドキュメンタリー?最近は、藤井健太郎Pがぶいぶい言わせていて、水曜日のダウンタウン、クイズタレント名鑑、芸人キャノンボールなど、攻めた番組を放送している。
MBS
TBS系列。ちちんぷいぷいを、関西の準キー局で唯一自社制作している。関西での放送は、TBS:MBS=6:4くらい
NHK
ドキュメンタリー最強。SWITCHインタビュー、クローズアップ現代。国営放送ならではの、攻めた番組も作っている。障害者バラエティーなど。
こんな感じです。もちろん、間違っている可能性はありありです。