毎日の文トレ

日々感じたことや考えたことを書き殴ります。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

死にたくないって思うために

寺田寅彦の随筆に「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」という言葉がある。 僕は大学の放射線取扱の講習でそれを聞いた。なるほど、それが知性ってものだよな、と思って、あいふぉーん…

京都の男は目の前で自転車を撤去されて一人前

昼にプールで運動した後、まあ着水して15分で飽きちゃったわけなんだけど、洗濯用の洗剤が切れていたのを思い出して、近くのダイコクドラッグに買いに行った。 自転車を店の前に止め、水着一式はカゴに入れておいた。200円の洗剤をすっと手に取り、会計…

渋滞について

山梨から京都に帰る途中、大雨の影響によって土砂崩れが起き、中央道が途中で封鎖されてしまった。駐車場から出ようとすると、係員のおじさんが深刻そうな顔で止めて来たので、何か金でも請求されるのかと思ったら、丁寧にも中央道が通れないことを教えてく…

優しい話

昔バイトしていたところで数学を教えている学生講師がいて、講師室で切羽詰まった高三生に質問責めにされていた。 「先生、京都大学に受かるためには、この参考書やった方がいいんですか?」 「うーん。これをやって受かった奴もいるし、やらなくて受かった…

洒落たオチの話

これは友人(20代女性)のエピソードである。 大学をやめたり紆余曲折を経て、親の助けを借りながらやっとの思いで卒業にこぎつけたのだが、社会に出てやりたいことも全く思いつかず、もう働けたらどこでもいいやという思いで、手当たり次第にESを出すと、…

深夜の大論争

四条木屋町の野菜の美味しい居酒屋にパトロンしてもらっている(バイト代)おじさんと友達で行った時の話だ。 僕はその日、朝から下鴨の古本市に行き、サウナのような境内の中、汗だくになりながらウロチョロし、夕方はジムで筋トレをしていたのもあって、ク…

華麗のかなしみ

ところで、人は悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ。 なーんて言葉を聞いたことがあるだろう。 笑いに関しても同じようなことが言われているし、はてには、ほとんどすべての感情、気持ちの動きはその前に何かしらの身体の動きを伴うとまで言われ…

勝率2割の仕事論 ヒットは「臆病」から生まれる (光文社新書)

タイトルの本を前に読んだ時のメモが出てきたので、一応投稿しておく。 藤岡和賀夫 「広告は賢者が作るもの」 バラエティー番組のようなCM 本音を言語化 クライアントがどんな悩みを抱えているのか オリエン返し 三浦武彦| シンデレラ・エクスプレス 狼には…

現在の桃源郷

結局、研究室の外に出ず土曜が終わりそうだったので、思い切って近くのネカフェに駆け込んだ。石塚真一のBLUE GIANTの続きが気になっていたのも、23時半に外出する理由の一つであった。 研究棟を出たところに生えていたキノコを観察してから、徒歩で近くの…

どうすればいいんだろう。

映画や読書、スポーツ、音楽などいろんなことが好きでやってきたんだが、最近思うのは、世の中には自分の知らない莫大な数の面白いものがあって、その面白さを体験しようと思うと、人の寿命では全く足りないという気づきだ。これは全くもって当たり前の話な…